bj challenge cup2013特設ブログ

bjチャレンジカップブログ最終回 小川選手6年目の戦いへ

先週末開催したbjチャレンジカップは新規参入チームのバンビシャス奈良が2連勝を飾り、初優勝!
シーズン開幕に向け、弾みをつけました。
bjチャレンジカップブログ最終回 小川選手6年目の戦いへ

我らがレイクスも、ベッチャーヘッドコーチ新体制となっての初陣で、収穫、課題の沢山あった2日間となりました。
bjチャレンジカップ特設ブログも皆様にお付き合い頂いてきましたが、今回で最終回です。

チャレンジカップ2日間のレイクスのスタッツと小川伸也選手のインタビューをお届けして当ブログも最終回としたいと思います。

◆滋賀レイクスターズスタッツ《9/14‐15》
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得点では、インサイドのコルウェル(ブギー)選手とアウトサイドのブラウン選手がハイスコアをたたき出し、レイクス2年目の仲摩選手はチームハイの8アシストとオフェンスを牽引しました。
また怪我明けの小川選手は両日とも22分出場し、2日間で13得点を上げるなど完全復活への第一歩を切りました。

そして、チャンレジカップブログ最終回は2週間後にシーズン開幕を控えた小川選手のインタビューをお届けします。
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Q.2日間のチャレンジカップを終えての感想は?
『チームとして動き出して間もないということもあって、システム的な動きはまだまだ十分には練習できていません。そういう点では個人で戦ってしまった時間も多かったなと反省しています。開幕までにはシステム的な動きを確立して闘えるようにしたいと思っています。特には初日は上手くいかないことが多かったです。チームとしてもゲームの入り方を間違えましたし、個人的にも良くなかった。
でも2日目のゲーム前のチームミーティングでブギー(コルウェル)が中心となって意見交換を行って改善されたんです。そういう意味ではとても吸収力のあるチームだなと感じています。』

Q.ブギーはいつも率先して意見を出すんですか?
『そうですね。昨季からそうでした。彼はいつも思ったことをすぐ口にするタイプです。でも経験のあるプレイヤーだし、とても的を得ている。若手日本人プレイヤーへの檄も飛ばしますし、彼のおかげでとてもコミュニケーションが上手く行っていると思います。』

bjチャレンジカップブログ最終回 小川選手6年目の戦いへQ.そういった時はどんなことを話すんですか?
『メンタル的はことですね。技術的なことは話しません。まだ戦術的な話をする段階ではないですし。チームが上手く行っていない時は大体メンタル的なことが要因ということが多いと思います。何かチームが一つになりきれていない時とか。今年のチームは他の選手もよく発言しますね。ブランドンは2日目のゲーム前に「なんでベンチの選手は、チームが得点を入れても喜ばないんだ!浜松のベンチを見てみろ!」と言っていました。その言葉がきっかけで2日目はチーム一丸になれましたね。シュートの連続得点のときは皆総立ちで喜んでましたね(笑)』

Q.なるほど一日目の負けがチームをより一つにしたと
『その通りですね。来てくださっているブースターには申し訳ないんですが、プレゲームは負けてもいい唯一のゲームだと思います。そういう意味では、初日の負けはとても意味のあるものでした。あの負けでコミュニケーションが活発になった。2連勝して優勝してしまったら自分達は強いんだと過信してしまっていたかもしれません』。

Q.小川選手個人的にはこのチャンレジカップはどうでしたか?
『初日はちょっと膝が痛くて、それで受身になってしまいました。弱気になってしまったのがプレイにも出てしまったと思います。
ただ2日目は術後、これまでで練習を入れても、もっとも状態が良くて、アップ中から今日はいけるという手応えがあったんです。最初からアグレッシブにいけましたし、3P、ドライブでも点が取れたのは収穫でした。』bjチャレンジカップブログ最終回 小川選手6年目の戦いへ

Q.1日目の試合後、敗戦したとはいえ笑顔の小川選手が印象的でしたが。
『コートに立てたことが嬉しかったんだと思います(笑)しかも10分くらいかなぁと思ってたんですが、20分以上出たので自分でもちょっとびっくりしました(笑)試合に出ていて、負けたのなら幾らでも改善のしようがあるんですが、怪我で出ていなければどうしようもない。それが昨季はとてもつらかったんです。でもコートに立って喜んでいるのはプレゲームで終わりにします(笑)やっぱり勝敗にこだわりたいですから』。

Q.ベッチャーコーチの目指すバスケスタイルはチームに浸透しつつありますか?
『正直に言うと、もう少し時間がかかるかなと。ただ確実に少しずつ形にはなっていますけどね。ベッチャーコーチの目指すバスケは、選手によって柔軟にスタイルを変えていくんです。だから選手の自主性も尊重されるし、その分難しさもある。これから開幕までにどれだけ完成度を上げられるかが重要ですね。』

Q.ではあえて現状での課題をあげると?
『リバウンドですね。うちは他チームよりもサイズがない。西地区には7フッター(213cm)以上の選手を揃えるチームもある。そんな中でリバウンドを取ろうと思ったら、誰か一人でもボックスアウト(リバウンド時のポジション取り)をさぼったらダメ。その意識を皆で持たないとダメですね。』

Q.開幕戦ではいきなり7フッターのジェラル・デービス選手擁する島根スサノオマジック戦ですが対策はしていますか?
『先ほども言いましたが、まずは自分達のシステムを確立すること。対策はそれからですね。相手も僕達がどんなバスケをするか読めないと思いますよ(笑)』

Q.今季の西地区についてはどういう印象を持っていますか?
『本当に強いチームがたくさんある。沖縄、島根、福岡、京都は本当に強い。大阪は生まれ変わったし、高松は主力が昨季から残っている。大分も昨季後半は調子を上げていた。奈良は若く勢いがある。浜松もチャレンジカップでは色々なことを試していたからシーズンでは絶対調子を上げてくる。レイクスは今季最下位もありえると思います。でも1位も狙えるチームだと思っています。それくらい今季の西地区は読めない。最後の最後で順位を分けるのはチーム力だと思います。厳しい時にチーム一丸になれるか、bjリーグは個人の力で勝つは難しくなってきていると思います。』

Q.今季、レイクス発足時よりチームメイトだった藤原選手が新潟に移籍しました。小川選手に求められる役割にも変化が出てきますか?
『よりコートの内外でチームをまとめる役割が求められると思います。特に外国人選手ですね。でもチームにはニチィ(ゴメス)もブギーも戻ってきてくれた。テラさん(寺下)も純平さん(仲摩)もいるし井上選手もいる。自分より年上の選手の存在がとても心強くて。もちろん要所では僕が前に立って引っ張っていくつもりですが、後ろで支えてくれる選手がいるんです。自分自身のことでいっぱいいっぱいになったら、頼ろうと思います(笑)』

Q.小川選手にとって2013-2014シーズンはどんな戦いになりそうですか?
『正直に言うと、厳しいシーズンになると思います。ヘッドコーチの交代や、選手の移籍・契約の遅れなどでチームとしての始動が遅れた。僕自身の膝の状態もまだ100%ではない。勝敗においても、色々な面で厳しいシーズンになると思います。今シーズンは「チャレンジ」ですね!チャレンジ。レイクス1年目の時に似ているかもしれませんね。もちろん僕は全ての試合で勝ちたいし、さっきも言った様に一位を狙えるチームだと思っています。チャレンジです』。

Q.では最後にブースターにメッセージを
『全部話したので、特にないです(笑)嘘です(笑)とにかく会場に来てください。皆さんの声援がほんとに力になるし、怪我をして辛い時も皆さんから元気をもらいました。会場で待ってま~~す!』

bjチャレンジカップブログ最終回 小川選手6年目の戦いへ
新シーズンに向け、難しさを感じつつも自身がようやくコートに戻ってこられたことに確かな手応えを感じている様子の小川選手。
開幕までの2週間、チームがどのように成長するか、どのようなケミストリー(化学反応)を見せるかを小川選手自身が楽しみにしているかのような印象のインタビューでした。
いよいよ10月からは2013-2014シーズンが始まります。開幕戦はアウェイ島根戦!!
レイクスでは応援バスツアーを開催しますので、皆様是非会場でご声援をお送りください!

★島根戦バスツアーの詳細はコチラ★

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2013年09月18日20:40
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